2016年7月7日木曜日

【7月6日(水)】 求めよ、さらば与えられん [住民104日目]

和泉自治会の「ふるさとづくり先進地視察研修」の日。
30名ほどがバスに揺られ、二時間半ほど。辿り着いたのは、岐阜県中津川市の「ちこり村」。


ちっこりちこ蔵がお出迎え。


「ちこり」という野菜を栽培し、それをメインに据えた業務を行なっている場所だ。


これである。初めて見た。アンディーブとも呼ばれ、ヨーロッパでは日常的に食べられているらしい。
国によっては、一人あたり年間70本ほど食すそうだ。


下部は芋で、上部は葉。
葉の方は小舟型になっており、お洒落な感じでいただける。思ったほど苦みやクセは無く、食べやすい。


支配人から、説明を拝聴する参加者たち。


スタッフの方に館内を案内していただく。


ちこりの種。


暗所で育てられるという。うまく映らないので、


実物大モデル。


ちこりの上下を切り離す機械にセットしたり、箱詰めしたりする作業場。


続いて、酒蔵へ。


下部の芋は焼酎にして販売し、無駄なく活用。


39度のものを試飲させてもらう。非常に飲みやすく、これは調子に乗ると後が怖いやつである。


メインイベントともいうべき、ランチタイム。


新鮮な野菜を中心に、70種類以上もの料理等をバイキング形式で愉しめる。
地元のお母さん方が調理を担当し、同時に若い人への継承も なされているそうだ。


 
ひと口分ずつ、数十種類を食した。うまかった。


お土産タイムには、皆さんたくさん買い込む。


ちこり村の次は、斜面を高いところへと上っていき、


馬籠宿へ。


伝統的建物が立ち並ぶ、素敵なところだ。


これは良いアイデアのベンチ。


郵便局も味があるし、


風情のある細道。


水車は、


発電に用いられ、街灯などに電力を供給している。


気温も湿度もあり、汗がべたつく陽気だったが、おもしろい研修となった。
各所の取り組みをそのまま真似しても意味が無い。
やり方や気概など、吸収した良い部分を、和泉のために昇華したいものである。


無事に和泉へ到着し、しばらくして訪ねて来たのは、自転車で日本旅行をしているカップル。
自転車旅行者が、泊めてもらったり泊めてあげたりする「Warmshowers」というサイトを通じて、連絡があったのだ。
カナダ横断旅行中に何度かお世話になったので、今度は僕のpay it forward(恩送り)。昨年も何度かホストしている。

暑いなか岐阜県側から峠を越え、よう汗をかいたろう。シャワーを浴びてもらい、和泉の「喫茶ウィンディ」へ食事に。
ふだん19時頃には閉めているそうだが、電話したところ、来店して大丈夫ですよと言っていただいた。ありがたい。
日本に来て一ヶ月、初めてレストランに入ったという二人に、カレーライス・かつ丼・から揚げなど食べてもらう。
すべて気に入ってくれ、日本食はどれを食べても間違いなく美味しい、と言っていた。


今週も、穴馬(あなま)民踊保存会の集まり。民謡の祭典に向けた打ち合わせ及び練習である。
せっかくなので、旅行者の二人も一緒に。


スペイン出身の男女は、英語も話す。各国を周る旅行者は、共通語として身に付けているものだ。
イングリッシュスピーカーの姐さんは積極的に話しかけてくれ、


新隊員も、日本語が混ざりながらも色々とお喋りしてくれていた。
他の方々も、知っている単語で所々「応戦」。

身振り手振りや簡単な言葉だけでも、伝えようと思えば伝わるもの。
あと、自分から行く姿勢。そういうのが、何よりも大切なのだ。
いわゆる「出川イングリッシュ」。あれこそが、日本人の見習うべき姿である。


そして、せっかくなので「質調衣(しっちょい)ちょい」を踊ってもらう。
初めてだと難しいのだが、見よう見まねで けっこう形になっていた。

日本の・和泉の伝統を体験し交流し、楽しんでもらえたようなので、嬉しく思う。


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